低用量ピル(OC)の種類

低用量ピルの種類は様々なものがあります。
現在日本で処方されるものはトリキュラー28、トリキュラー21、マーベロン28、マーベロン21、アンジュ28、アンジュ21、オーソM、シンフェーズ、ラベフィーユ28、ラベルフィーユ21、ファボワール28、ファボワール21となっています。
28、21は偽薬が入っているかどうかの違いです。

低用量ピルは開発順及び含有する黄体ホルモンの種類によって、それぞれ特徴があります。

第一世代ピル(オーソM、シンフェーズ)

特徴:出血量が減りやすく、月経困難症のコントロールに優れ、子宮内膜症の治療効果も高い。一相性オーソMは、月経前症候群(PMS)の軽減にも効果が期待出来ます。若干、不正出血の頻度が高い。

※ 経口避妊薬「オーソM-21錠」は、平成29年1月をもちまして製造・販売を中止することとなり、当院での取り扱いも終了いたしました。

第二世代ピル(トリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユ)

特徴:不正出血がしにくく、安定した周期を作りやすい。

トリキュラー
トリキュラー
ラベルフィーユ
ラベルフィーユ

第三世代ピル(マーベロン、ファボワール)

特徴:男性ホルモン(アンドロゲン)作用抑制効果が高いので、大人にきびの治療、多毛症の改善に期待出来ます。ただ、長期投与により、抑うつ症状や性欲低下を訴える方もいらっしゃいます。

上記三世代どれが一番優れているということではなく、どれが自分に合うかが大事です。
最初は、3シート程度服用し、合うかどうか試し、合わない場合は、種類変更を検討しましょう。

ファボワール
ファボワール
マーベロン
マーベロン

保険適応ピル

ルナベルLD、ルナベルULD

子宮内膜症及び月経困難症改善目的で保険適応になります。成分は、第一世代ピルです。ルナベルULDは、卵胞ホルモン量が20㎍と超低用量ピルの位置づけになり、吐き気や頭痛などの副作用が出やすい人にとって使いやすくなりました。

フリウェル配合錠LD

「フリウェル配合錠LD」は、「ルナベル配合錠LD」のジェネリック医薬品です。
「ルナベル配合錠LD」と同じ、月経困難症の適応を持つ薬剤で、
薬剤の特徴および目的は、ルナベル配合錠LDに準じたかたちになります。
後発医薬品ですので、患者様の薬剤費の負担が安く抑えられるというメリットがあります。

フリウェル配合錠LD
フリウェル配合錠LD

ヤーズ

世界では、第四世代ピルとも言われ、子宮内膜症及び月経困難症改善目的で保険適応になります。
黄体ホルモンの成分がDRSP(ドロスピレノン)という新しいタイプで、利尿作用を持ち、むくみにくいという特徴があります。ただ、直近の報告で、他の低用量ピルに比べ血栓症発症リスクが高い報告がなされ、
慎重投与が必要な現実もあります。

ヤーズ
ヤーズ

ヤーズフレックス

ヤーズフレックス配合錠は、国内で初めて連続服用が可能となったLEP製剤です。定期的な休薬期間(月経のような出血)がないため、休薬期間に多くみられるホルモン関連症状(骨盤痛、頭痛、腹部膨満感、乳房痛など)の減少が期待できるほか、自由に月経をコントロールすることができます。

ヤーズフレックス
ヤーズフレックス